米AIG7-9月期:純損益は赤字-AIA持ち分などの評価損響く

米保険会社アメリカン・インター ナショナル・グループ(AIG)の7-9月(第3四半期)決算は、 2009年以来最大の赤字となった。住宅ローン関連投資や航空機リース 部門が保有する航空機、元アジア部門の持ち分について評価損を計上 したことが響いた。

3日の発表資料によると、純損益は41億1000万ドル(約3210 億円、1株当たり2.16ドル)の赤字となった。前年同期は25億 2000万ドル(1株当たり18.53ドル)の赤字だった。前年同期は発 行済み株数が少なかった。一部投資損益を除く営業損益は1株当たり

1.60ドルの赤字。ブルームバーグがまとめたアナリスト12人の予想 平均は30セントの赤字だった。

ロバート・ベンモシュ最高経営責任者(CEO)は、2008年に同 社を破綻寸前に追いやったデリバティブ(金融派生商品)取引を解消 し、アジア事業を縮小した後、損害保険事業の世界展開と米生保事業 に注力している。

米アイト・グループのシニアアナリスト、クラーク・トロイ氏は 決算発表前のインタビューで、「保険会社としてAIGはかなり良く 機能している」としながらも、住宅ローン関連証券や元アジア生保部 門AIAグループの持ち分の時価変動に関連した誤りの「一部が打撃 となっている」と指摘した。

AIGの株価は、決算発表後の時間外取引で米東部時間3日午後 4時33分(日本時間4日午前5時33分)現在、1.2%安の24.34ド ルで推移している。年初来では約49%下げている。

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