欧州株(3日):続伸、ECB利下げ-ギリシャ国民投票不要説も浮上

3日の欧州株式相場は続伸。欧 州中央銀行(ECB)が予想外の利下げを決定したほか、ギリシャの パパンドレウ首相が国民投票を実施しない可能性を示唆し、いずれも 買い材料となった。

ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)をはじめギリシャの銀行が 高い。予想を上回る決算を発表したスイス再保険や英ヘッジファンド 会社マン・グループも大幅高。また、リストラが予定よりも早く進ん でいると発表した英通信会社ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W) は7.8%の値上がり。

ストックス欧州600指数は前日比2.1%高の242.2で終了。一 時は下げたが、ECBの利下げが支援材料となったほか、ギリシャの パパンドレウ首相率いる与党が国民投票をめぐって対立したため、計 画は撤回されるとの見方が浮上した。

マーケット・セキュリティーズの欧州チーフストラテジスト、ス テファーヌ・エコロ氏は「市場からすれば良いニュースのようだ」と 指摘。「幾らか不透明感がなくなるほか、緊縮策の実行に道が開ける かもしれない」と説明した。

この日の西欧市場では、18カ国中17カ国で主要株価指数が上 昇。ECBは今月就任したドラギ新総裁の下で開いた初の定例政策委 員会で、政策金利を0.25ポイント引き下げ1.25%とした。ブルー ムバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査では、55人中49 人が据え置きを予想。0.25ポイント利下げ予想は4人だった。2人 は0.5ポイントの利下げを見込んでいた。

ギリシャのパパンドレウ首相は、暫定政権を樹立する方向で野党 に打診。合意できれば、同国のユーロ参加を問う国民投票の必要はな くなると示唆した。同首相が週初に突然呼び掛けた国民投票はユーロ 圏各国首脳を驚かせ、ギリシャ融資の実施を棚上げする事態を招いた。 ストックス欧州600指数は今週これまでに2.7%下落した。

NBGは11%上昇し1.80ユーロとなった。スイス再保険は

6.1%の値上がり。マン・グループは2.4%上げ144.7ペンスで終 了。C&Wの終値は39.33ペンス。

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