米労働生産性:第3四半期速報は3.1%上昇-労働コスト低下

米国の労働生産性は7-9月(第 3四半期)、今年に入り初めて前期比で上昇した。経済成長の減速を 受けて企業がコスト削減に取り組んだことが背景にある。

米労働省が発表した第3四半期の非農業部門労働生産性指数(速 報値)は前期比年率3.1%上昇した。ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト予想の中央値は3%上昇だった。前2四半期は低下していた。

第3四半期の単位労働コスト指数(単位当たりの生産に要する労 働コスト)は2.4%低下した。4-6月(第2四半期)は2.8%上昇 だった。

TDセキュリティーズのチーフマーケットエコノミスト、エリ ック・グリーン氏は「単位労働コスト指数が予想を上回る低下となり、 それが給与の上向きの動きを一時的に抑えるだろう。これは利幅の面 で非常にプラスだ」と指摘。労働コストがマイナスに転じたことは、 「利益拡大や企業の収益性向上の余地が、縮小ではなく拡大すること を示唆している」と説明した。

時間当たり給与は0.6%上昇と前期の2.7%上昇から減速した。 インフレ調整後の実質給与は2.4%低下と、2四半期連続マイナス。 マイナス幅も2008年第3四半期以来の最大となった。

業種別では、製造業の労働生産性が前期比年率5.4%上昇。労働 コストは4.6%低下した。

第3四半期の非農業労働生産性指数は前年同期比では1.1%上 昇。単位労働コスト指数は1.2%上昇した。

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