欧州債:独10年債下落、ECB利下げ-ギリシャ債利回り100%超え

3日の欧州債市場でドイツ10 年債相場が下落した。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を引き下 げたほか、ギリシャのパパンドレウ首相が国民投票を実施しないと 示唆したため、高利回り資産への需要が高まり、ドイツ長期債に売 りが出た。

独2年債は上昇。ECBは政策金利を1.25%に引き下げた。 ブルームバーグがエコノミスト55人を対象にした調査で、同利下 げを予想していたのは4人のみだった。イタリアとスペインの10 年債は売り買いが交錯した。ECBのドラギ総裁は国債購入プログ ラムで国債利回りを持続的に押し下げることはできないと発言した。

ギリシャ2年債利回りは初めて100%を突破した。フランスと ドイツは、ギリシャが救済案をめぐり来月実施する国民投票を同国 がユーロ圏にとどまるかどうかを決めるものと位置付け、ギリシャ への融資をそれまで棚上げした。

ノルデア銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、ニール ズ・フロム氏は、「メルケル独首相やサルコジ仏大統領などのユー ロ圏当局者は強硬な姿勢で、ギリシャにユーロ圏にとどまり必要な すべての緊縮策を実施するか、さもなければユーロ圏から脱退する よう迫っている」と発言。さらに、ECBの利下げはリスク許容度 を高め、ドイツ長期債の利回りを押し上げたと付け加えた。

ロンドン時間午後4時29分現在、独10年債利回りは前日比 9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.91%。 同国債(表面利率2.25%、2021年9月償還)価格は0.775下 げ102.995。一方、2年債利回りは3bp下げ0.39%。

スペイン10年債利回りは4bp上げ5.50%。イタリア10 年債利回りは6.40%まで上昇した後、前日からほぼ変わらずの

6.18%となった。

ギリシャ2年債利回り5.60ポイント上昇の102.28%。一時 は107.26%まで上げ、ブルームバーグがデータ収集を始めた 1998年以来の最高を記録した。同国債(表面利率4%、2013年 8月償還)価格は31.08に下落した。

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