米国:ブルームバーグ消費者信頼感指数が低下-リセッション以後最悪

米国の消費者信頼感指数は10 月30日終了週、低下した。住宅保有者の信頼感が過去最低に落ち込 む中、指数は景気後退(リセッション)さなかの2009年1-3月 (第1四半期)以降で最も低い水準となった。

3日発表された最新のブルームバーグ消費者信頼感指数はマイナ ス53.2と、前週のマイナス51.1から悪化、過去2番目の低水準 となった。指数は過去7週のうち6週でマイナス50を下回っており、 これは08-09年のリセッション局面よりも悪い内容だ。

失業率がこの2年半にわたり9%前後以上で高止まりする中、所 得の伸び悩みや住宅価格下落の影響で家計の消費ペースは12年にか けて抑制される恐れがある。米連邦準備制度理事会(FRB)は2日、 欧州債務危機を含め、景気見通しには「著しい下振れリスク」が存在 すると指摘した。

ブルームバーグ・エル・ピー(ニューヨーク)のシニアエコノミ スト、ジョゼフ・ブラスエラス氏は「過去最低に迫る消費者信頼感の 悪化は、家計が現在の消費ペースを維持できるのか、その能力を知る 手掛かりとなる」と指摘、「失業者などの2500万人と可処分所得の 低下で、信頼感が2年半ぶりの低水準を更新しても驚きはない」と語 った。

10月30日終了週の消費者信頼感指数を構成する3つの項目別 指数はいずれも悪化。景況感の指数は前週のマイナス90からマイナ ス90.2となった。家計の指数はマイナス11.6からマイナス

16.2へ、消費環境の指数はマイナス51.8からマイナス53.3に それぞれ下がった。

調査対象者の95%が2週連続で景気に対し否定的な回答をした。 こうした回答が2週続くのは09年3月以来で、過去最悪にあと1ポ イントと迫っている。住宅保有者の景況感はマイナス50.3に低下、 白人の景況感はマイナス52.5。

ブルームバーグ消費者信頼感指数は、無作為に抽出した18歳以 上の消費者1000人のうち、毎週250人を対象に実施する電話聞き 取り調査を基に算出される。指数の範囲はマイナス100からプラス 100。誤差率はプラス・マイナス3ポイント。

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