カップケーキのようなスイーツ にはコカインのような中毒性があるかもしれない。

有名大学や政府機関による研究結果で、加工食品や砂糖入り飲料 は健康に良くないばかりでなく、コカインやニコチンなどの薬物と同 じような影響を脳に及ぼすことを示すものが増えている。

米国立薬物乱用研究所(NIDA)のディレクター、ノラ・ボル コウ氏は、「説得力のあるデータが余りにも多いため、認めざるを得 ない」と言う。「脳の中で薬物と食物は重なる部分が非常に大きい」 という。

食べ物に中毒性があるという考えは10年前にはほとんど認知さ れていなかったが、最近は注目されつつある。砂糖入りの飲料や脂肪 を多く含む食べ物が中毒症状を起こすことが動物実験で示されたほか、 肥満や過食症の人の脳のスキャン検査では薬物中毒患者に見られるの と類似の報酬回路の乱れが見られる。

砂糖や脂肪はもちろん、昔からヒトの食物に含まれ、ヒトの体は これらを求めるようにできている。ただ、現代の食品加工技術は糖分 や健康に良くない脂肪、精製粉などを高濃度に含む一方で、食物繊維 や必要な栄養素の少ない食品を作り出したと、肥満の専門家らは説明 する。このような加工食品を大量に摂取すると脳が機能する回路に変 化が生じる可能性がある。

血糖値を急激に上下させる

一部の専門家によると、この変化は中毒症状によく似ている。ハ ーバード大学教授でチルドレンズ・ホスピタル・ボストンの肥満予防 センターのディレクター、デービッド・ルドウィグ氏は、中毒という のは「重大な用語だが、現代の食生活には中毒に似た行動を引き起こ し得る側面がある」と述べた。加工の度合いの高い食品は血糖値を急 激に上げ下げし、そのような食べ物への欲求を強める可能性があるこ とを、同氏の研究は示した。

米国立医学図書館のデータベースによれば、食品の中毒性に関し て今年は28の研究・論文が発表されている。

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