10月のドイツ失業者数、約2年ぶりに増加-失業率7%に上昇

ドイツの10月の失業者数はエ コノミストの予想に反して約2年ぶりに増加した。企業と投資家の 悲観論の高まりがドイツ経済の減速傾向を示唆する中で、雇用も弱 含んだ。

独連邦雇用庁が2日発表した10月の雇用統計によれば、失業 者数(季節調整済み)は前月比1万人増の294万人。ブルームバ ーグがまとめたエコノミスト31人の予想中央値は1万人減少だっ た。失業率は7%と、前月の6.9%から上昇した。

M.M.ウォーバーグ(ハンブルク)のエコノミスト、クリス チャン・ヤスパーナイト氏は、単月の増加だけでは失業者数の減少 が続くというシナリオを書き換えるには不十分だとの見方を示し、 「弱くなることは分かっているが、単月の数字が期待外れだっただ けで劇的な悪化を予想することはない」と語った。

欧州債務危機悪化が景気の見通しを曇らせ政府が緊縮策を強 化する中で、ドイツ企業は採用について慎重さを増しつつある。ド イツでは10月の投資家信頼感がほぼ3年ぶりの低水準となったほ か、企業景況感は1年4カ月で最低に落ち込んだ。この日発表され たユーロ圏の統計では、10月の製造業生産が速報よりも大きく縮 小したことが示された。

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