ブラックストーンなど米国勢、欧州CLO事業をけん引-買収は低迷

米国のブラックストーン・グルー プとアレス・マネジメントが、欧州のローン担保証券(CLO)事業 拡大をけん引している。企業買収が鈍化する中、資産運用に伴う手数 料収入の下支えを図る。

世界最大のプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社 ブラックストーン傘下のGSOキャピタル・パートナーズは10月初め、 アイルランドのハーバーマスター・キャピタル・マネジメントを買収。 運用対象とする欧州の融資を115億ユーロ(約1兆2300億円)と3倍 にし、欧州のCLO運用最大手となった。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、企業買収市場の取引 は7月以降、76%縮小。欧州でCLOを通じた資金調達が難しくなる 中、米企業が欧州勢に代わってCLO運用に乗り出している。

米銀バンク・オブ・アメリカの仕組み金融アナリスト(ロンドン 在勤)、ニコラス・ガクワヤ氏は10月7日、「一部のPE投資会社が収 入源の多様化を望んでいる可能性がある。同時に純粋な欧州のCLO 運用会社は余裕がなくなっており、良い組み合わせだ」と述べた。

ロサンゼルスに本社を置くアレスは8月、CLO資産20億ドル (約1600億円)余りを運用するインディカス・アドバイザーズを買収 することで合意。インディカスはロンドンとニューヨークを主要拠点 としている。

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