【テクニカル分析】長期金利、1.2%が上昇めど-10月の月足陽線転換で

マスミューチュアル生命保険運用 戦略部の嶋村哲金利統括グループ長は、長期金利の月間ローソク足チ ャートによると、10月は8カ月ぶりに陽線に転じたことから基調が転 換したと指摘。その上で、上昇めどは5月上旬以来の水準となる1.2% 前後との見方を示した。

長期金利の指標とされる新発10年債利回りは、10月の始値(3 日)が1.025%、終値(31日)は1.045%となり、月足で終値が始値 を上回る陽線に転じた。このため、嶋村氏は「11月は金利上昇方向に 転換するとみている」と分析した。

嶋村氏は、フィボナッチ数列に基づくと「直近の最高水準1.35% から直近の最低水準0.965%の61.8%戻しとなる1.2%前後が上昇め どになるのではないか」とも話した。

長期金利は2月9日に今年最高の1.35%を付けたが、5月初めか ら低下基調を強め、8月上旬に1%を割り込んだ。9月22日と10月 6日には0.965%と昨年11月以来の低水準を記録し、ダブルボトム(二 番底)を形成。その後、足元では上昇傾向となっており、10月31日 には2カ月ぶり高水準の1.045%を付けた。

フィボナッチ分析は、相場が高値と安値の間を分割したフィボナ ッチ比率(23.6%、38.2%、50%、61.8%、76.4%)に応じて上下の 値動きをするという理論に基づいている。

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