ポールソン氏運用の全ファンド、年末の解約率は8%未満-覚書

資産家でヘッジファンドマネジャー のジョン・ポールソン氏が運用する全てのファンドに対する年末に解 約するための請求は8%未満にとどまった。投資家宛てに送付された 覚書で明らかになった。同氏の今年の運用成績はこれまでの職歴で最 悪となっている。

ブルームバーグが入手した1日の覚書は「全体の解約率は運用資 産の8%未満にとどまり、例年の年末時点の解約率を大幅に下回る見 通しだ」と説明。「当社のファンドは全て十分な流動性がある。以前に 表明したように、2012年1月中は通常通り償還を行う予定だ」として いる。

ヘッジファンド運営会社ポールソンの事情に詳しい関係者が匿名 を条件に明らかにしたところによると、同社の運用資産総額は約300 億ドル(約2兆3500億円)。これは、解約請求の総額が約24億ドルで あることを意味する。解約請求の期限は10月末だった。

ポールソン氏(55)の旗艦ファンドの1-9月の運用成績はマイ ナス47%。企業買収や破綻などの企業イベントから利益を上げること を目指す「アドバンテージ・プラス・ファンド」はリターン(投資収 益率)を拡大するためレバレッジ(借り入れ)を活用する。同ファン ドのうち金建て部分の1-9月のリターンはマイナス32%。

ポールソンの広報担当者、アーメル・レスリー氏は解約や運用成 績に関するコメントを控えた。

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