米社債保証コスト上昇、ギリシャ国民投票計画で欧州懸念再燃-CDS

1日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米銀行や企業の社債保証コストが上昇。 ギリシャが同国への支援策について国民投票を実施すると発表したこ とを受け、欧州の救済計画が頓挫するとの懸念が強まった。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後5時2分(日本時間2日午前6時2分)現在、6.2ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の127bp。10月27日に は113.4bpと、約2カ月ぶり低水準を付けていた。

ギリシャのパパンドレウ首相は欧州首脳らが先週合意した支援策 に関する国民投票と政府の信任投票を実施すると発表。欧州の包括的 救済計画に何らかの遅れが生じれば、銀行のバランスシートへの打撃 となり、世界的に信用力が悪化しかねないとの懸念が浮上した。

ミラー・タバク・ロバーツ・セキュリティーズの債券ストラテジ スト、エイドリアン・ミラー氏(ニューヨーク在勤)は顧客と記者向 けのリポートで、「ギリシャ政府がこれらの投票で支持を得られなけれ ば最新の支援策は無駄になり、ギリシャが台本のないデフォルト(債 務不履行)に向かうのは確実で、危機の波及がそれに続く公算が大き い」と指摘した。

モルガン・スタンレーの社債保証コストは10月3日以来の大幅な 上げとなり、ゴールドマン・サックス・グループやバンク・オブ・ア メリカ(BOA)など他の銀行債保証コストも上昇した。

CMAによれば、モルガン・スタンレーのCDSスプレッドは40.8 bp上昇の382.7bp。ゴールドマンは20.8bp上げて306.6bp。B OAは18bp上昇し352.9bp。

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