独仏首脳が共同声明、ギリシャに救済条件固守を迫る-国民投票阻止へ

欧州指導者はギリシャに対し、 5日前に決定した包括的支援策の条件を固守するよう迫り、20カ 国・地域(G20)首脳会議(サミット)を前にギリシャのパパンドレ ウ首相が明らかにした国民投票計画の阻止に努めた。

ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は1日、ギリ シャ問題で緊急会談し、先週ブリュッセルで議論した対策パッケ ージの実施を欧州各国に呼びかけた。

独仏首脳はパリとベルリンで共同声明を発表し、ギリシャを支援 し債務危機の域内波及を阻止する狙いの対策パッケージは「これまで に増して、現在必要とされている」と指摘。ドイツとフランスは「こ の合意によってギリシャが持続的成長を再開できると確信している」 とし、第2次ギリシャ支援策を具体化させる工程表を作成する意向を 明らかにした。

パパンドレウ首相が突如として発表した信任投票と国民投票の計 画は、11月3-4日にフランスのカンヌで開催されるG20サミット に影を落とす恐れがある。欧州指導者らは今回のサミットを、危機克 服と世界経済への脅威に終止符を打つための計画提示の舞台とするこ とを決めていた。

危機対策の協議は事実上、サミット開催の前日から始まる。この 日の共同声明によれば、メルケル、サルコジ両首脳は欧州当局者や国 際通貨基金(IMF)代表と2日にカンヌで会談する予定だ。ギリ シャ政府当局によれば、同国はG20参加国ではないものの、パパン ドレウ首相も同日カンヌ入りし、その後3日にギリシャ議会での信任 投票の場で演説するという。

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