欧州株:5週間ぶり大幅安、ギリシャ国民投票で衝撃-銀行株に売り

1日の欧州株式相場は続落し、 ストックス欧州600指数は5週間ぶり大幅安となった。ギリシャ政 府が最新の同国救済パッケージをめぐる国民投票を計画したため、同 国がデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が高まった。

銀行株が売られ、クレディ・スイス・グループやダンスケ銀行が 急落。市場予想を下回る決算が嫌気された。ギリシャ・ナショナル銀 行(NBG)は15%下げ1992年以来の安値を付けた。鉱山株も安 い。この日発表された中国の10月の製造業購買担当者指数(PMI) が2009年2月以来の低水準となったことが手掛かり。

ストックス欧州600指数は前日比3.5%安の235.06で終了。 9月22日以来最大の下げとなった。前日は2.2%値下がりしている。 ユーロ・ストックス50種株価指数が下落した場合の保険として使わ れるオプションの費用に連動するVストックス指数は22%上げ

42.96と、8月18日以来最大の上昇を示した。

バークレイズ(ロンドン)の株式ストラテジスト、エドムンド・ シング氏は「先週のユーロ圏首脳会議を受け市場は陶酔感に酔ってい たところ、冷水を浴びせられた。一段の不透明感が生まれた」と指摘。 その上で、「要するに細かいことがどれほど重要かということが浮き 彫りにされた。市場が想定するほどひどい状況ではなく、無条件反射 的な側面が強い。国民投票がいつ実施されるのかもまだ分からない」 と付け加えた。

この日の西欧市場では、取引が行われた全16カ国中、アイスラ ンドを除く15カ国で主要株価指数が少なくとも2%は下げる事態と なった。

ギリシャのパパンドレウ首相は10月31日、ユーロ圏が先週決 定した最新の救済パッケージの是非を問う国民投票を実施すると発表。 不意をつかれた格好のドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大 統領は2日、仏カンヌで会談を予定。同地では3日から20カ国・地 域(G20)首脳会議が開催される。

クレディ・スイスは8.2%安の23.50スイス・フランと8月以 来の大幅下落。ダンスケ銀は6.8%値下がりの69.45クローネ。欧 州銀行株指数は6.2%下落と、8月18日以来の大幅安。NBGの終 値は1.47ユーロ。鉱山株ではスイスのエクストラータが6.6%下げ

976.1フラン。最大手のBHPビリトンは2.7%安の1915ペンス。

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