英国債:上昇、利回りは過去最低を記録-ギリシャ懸念で質への逃避

1日の英国債相場は上昇。2年 債と10年債の利回りはともに過去最低を記録した。ギリシャのパパ ンドレウ首相が同国向け救済策の是非を問う国民投票のほか、信任投 票を実施する計画を明らかにしたことが背景。

10年債利回りは2営業日で42ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下し、2日間の下げとしては2009年3月以降の最 大となった。国民投票で反対多数となればギリシャがデフォルト(債 務不履行)に追い込まれるとの懸念から、比較的安全とされる英国債 の需要が高まった。

この日発表された7-9月(第3四半期)の英国内総生産(GD P)は市場予想を上回るプラス成長となったものの、国債相場にさほ ど影響しなかった。

エボリューション・セキュリティーズ(ロンドン)の債券アナ リスト、エリザベス・アフセス氏は「ギリシャの国民投票が影響した」 と述べ、ユーロ圏をめぐる「問題とは一線を画すため、英国債は恩恵 を受ける。利回りは目先、一段と低下する可能性がある」と続けた。

英10年債利回りはロンドン時間午後4時1分現在、前日比25 bp低下の2.19%。一時は2.17%まで下げ、ブルームバーグがデ ータ収集を開始した1992年以来の最低を付けた。同国債(表面利 率3.75%、2021年9月償還)価格はこの日、2.355上げて

113.790。

2年債利回りは過去最低となる0.435%を付けた後、2bp低 下の0.51%となった。30年債利回りも19bp下げて3.20%と、 これまでの最低を更新する場面もあった。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS) がまとめた指数によると、英国債の年初来のリターン(投資収益率) は12%。これに対しドイツ国債は7.1%、米国債は8.5%となっ ている。

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