福島第一原発作業員の被ばく線量限度、100ミリシーベルトに引き下げ

厚生労働省は1日から、東京電力・ 福島第一原子力発電所で働く作業員の被ばく線量限度を250ミリシーベ ルトから100ミリシーベルトに引き下げた。

重大なトラブルが発生した場合の緊急の作業に従事する新規の作業 員や既に福島第一原発で働いている人は除外される。

福島第一原発の関連事業に従事する作業員は、事故後約8カ月たっ た今でも最大で3500人に上る。国と東電は、年内に原子炉を100度以下 に安定させる「冷温停止」状態にすることを目標にしている。

東電の松本純一原子力・立地本部長代理は1日午前の会見で、年内 の「冷温停止」実施について、「解決が不能な問題は今のところない」 と述べた。

厚労省によると、国際放射線防護委員会(ICRP)は、「重大事 故等には人命救助を例外として約500ミリシーベルトを超えないように すべきだ」としている。世界原子力協会は、がんの発症率が顕著にな る最低水準を100ミリシーベルトとしている。

厚労省は3月15日に、福島第一原発での作業時間を長くするため 被ばく線量限度を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上 げていた。同省によると、既に緊急作業に従事している労働者のうち 被ばく線量が100ミリシーベルトを超えているのは137人。

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