ブルジュ・ハリファなど世界の超高層ビルの魅力、存分に-NY展覧会

銀色に輝く目もくらむような高さ 828メートルの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」が開業した時、ドバ イの不動産業界は崩壊しつつあった。

工学の限界に挑み乗り越えてきた高層ビルの歴史は、自信過剰とス キャンダルによって彩られている。だが、米ニューヨーク市マンハッタ ンのスカイスクレーパー博物館で開かれている展覧会「スーパートー ル!」は、高層ビルがこれまで以上に魅力的になっていることを示して いる。

ブルジュ・ハリファは開業した際、エレベーターの不具合や資金難 の問題を抱えていた。建設作業員の待遇は人権団体の注意を引いた。

それでも、このビルは訪れる者を魅了する。豪華な建築様式が懐疑 的な見方を拭い去るのだ。米建築事務所スキッドモア・オーウィング ス・アンド・メリルのシカゴ事務所と元パートナーのエイドリアン・ス ミス氏の設計による、きらきらと光る魔法のようなこの繊細なビルは まるで成層圏のもやの中へと吸い込まれていくようだ。

このスカイスクレーパー博物館の展覧会では、同館の創設者で館 長、学芸員でもあるキャロル・ウィリス氏は高さ1250フィート (約380メートル)以上の48棟のビルに重点を置いている。1250フィ ートは1931年に建設されたエンパイア・ステート・ビルの高さに相当 する。

そのうちの1つは、中国にある洗練された形状の広州国際金融セン ターだ。英建築事務所ウィルキンソン・エアと世界的なエンジニアリン グ会社アラップが手掛けたこの高さ1443フィートのタワーは、30階 分を占めるホテルの部屋が扇形のバルコニーに向かって並び、自然光が 差し込む吹き抜けを見ると、感嘆の声を上げずにはいられない。

この展覧会は2012年1月まで開かれている。

(ジェームズ・ラッセル氏は建築に関する記事をブルームバーグ・ ニュースに寄稿しています。記事の内容は、同氏自身の見解です)

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