オリンパス:買収調査で第三者委設置、委員長は「最低1カ月」

オリンパスは1日、過去の買収の 適法性などを調査する第三者委員会を設置した。委員長に就任した元最 高裁判事の甲斐中辰夫氏(71)はブルームバーグの電話取材で、結論 を出すには「最低1カ月掛かる」と語り、慎重に調べる意向を示した。

同社ではマイケル・ウッドフォード元社長が、2008年の英ジャイ ラス社買収のファイナンシャルアドバイザー(FA)への支払い額増大 などを問題視して10月14日に解職された後、株価が急落。会社側は過 去の買収手続きは適正だったと主張したものの、一部株主が調査を要請 したことなどで同21日に、独立した調査委設立を表明していた。

1日の発表資料によると同委は弁護士5人、公認会計士1人の計6 人で構成。ジャイラス社と、08年までに実行された国内3社の買収に ついて、検討開始から取引実行までの全過程で、不正や不適切な行為が なかったか検証する。人選については独立性確保の目的で、調査対象と なる時期に在任していなかった社外取締役2人が行った、としている。

甲斐中氏は、客観的な資料集めと並行して関係者へのヒアリングを 行うと説明。ジャイラス買収でFAを務めた企業がケイマン諸島に本社 を置くことを踏まえ「外国での資金の流れを追跡するのは難しい」とし て、調査には時間が掛かると述べた。

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