日立:7-9月期の純利益、震災と円高で33%減-通期は据え置き

日立製作所が1日発表した7-9 月期の連結純利益は、前年同期比33%減の480億円だった。売上高は 微増だったものの、東日本大震災と円高が収益を圧迫した。

純利益の額はブルームバーグ・データによるアナリスト7人の事前 予想平均272億円を上回った。売上高は同3.1%増の2兆4220億円、 営業利益は同8.8%減の1182億円だった。通期予想は据え置いた。

日立は10月26日、4-9月期業績の速報値を発表。震災からの復 旧進展などを理由にそれまでの予想を上振れる内容だったが、通期につ いては円高やタイの洪水の影響が不透明として据え置いていた。

7-9月期の部門別営業利益を見ると、情報・通信システムが同 16%減の289億円、高機能材料が同40%減の144億円となった。半面 で建設機械は同31%増の148億円だった。

下半期の想定レートは1ドル=75円と、1ユーロ=105円。三好崇 司副社長は東証での会見で、円高がさらに進めば海外移転を加速せざる を得ないと述べた。同席した北松義仁・財務一部長によると、円高で同 社では7-9月期に130億円の営業減益要因が生じた。

三好副社長はタイの洪水について、同社の最大の懸念はハードディ スクドライブ(HDD)事業だと説明。現地のHDD製造拠点は被災し ていないものの、部品などの調達は今後も厳しいとの認識を示した。

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