豪中銀:政策金利を4.5%に引き下げ-09年4月以来の利下げ

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は1日の金融政策決定会合で、2009年4月以来となる利下げを 決定した。インフレ鈍化と世界の成長減速で資源主導の豪州経済が脅 かされていることに対応した。

豪中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導 目標を0.25ポイント引き下げ4.5%とした。ブルームバーグ・ニュ ースが実施したエコノミスト調査では、27人中16人が同幅の利下げ を予想。残りは金利据え置きを見込んでいた。

同中銀のスティーブンス総裁は政策決定後の声明で、「最近のデ ータは内需低迷と豪ドル高がインフレを抑制していることを示唆し ている」と指摘した。

今回の利下げは、欧州債務危機が世界経済の見通しに影を落とす 中、豪州の基調インフレ率が14年ぶり低水準となったことを反映し ている。

同総裁は「全般的に成長が緩やかな中で、現在インフレは目標近 くになる見通しで、資源セクター以外では信頼感が低迷する公算が大 きい。そうした状況で持続可能な成長と長期的に2-3%のインフレ 率を達成するには、より中立的な政策スタンスがふさわしいと判断し た」と説明した。

RBCキャピタル・マーケッツの豪経済・債券戦略担当責任者、 スーリン・オン氏(シドニー在勤)は「豪中銀はやや引き締め気味の スタンスからより中立的で景気支援的な姿勢にシフトしている」と分 析。「中銀の声明は非常にバランスが取れている。近い時期に再び動 こうとしていることや、一連の利下げを示唆するものは何も見当たら ない」と述べた。

銀行間金利先物市場の動向によれば、トレーダーの間では同中銀 が12月に0.25ポイントの追加利下げを実施し政策金利を4.25%と する確率は74%とみられている。

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