【M&A潮流】米ヤム・ブランズの小肥羊買収案、審査延長は投資好機

「ケンタッキーフライドチキン」 などの外食店チェーンを運営する米ヤム・ブランズが目指す香港の小 肥羊集団を買収は、中国の独占禁止当局が承認を先送りしたことで、 投資家に大きなリターンを上げる好機をもたらしている。

中国商務省が先週、ヤム・ブランズが小肥羊を44億香港ドル (約443億円)で買収する計画についての審査を2カ月間延長する と発表したことを受け、小肥羊の株価は急落。ブルームバーグのデー タによれば、ヤム・ブランズの買収提示額である1株6.50香港ドル に一時0.25香港ドル以内まで上昇した小肥羊株は、先週、提示額を 18%下回る水準に下落した。小肥羊は香港と中国でモンゴル鍋レス トランチェーンを展開している。

ヤム・ブランズにとって最大規模の買収計画をめぐり、当局は審 査を強化。小肥羊買収によって中国レストランチェーン市場における ヤム・ブランズのリードは拡大するものの、市場売り上げの9割以上 は引き続き独立系のレストランが占める。

DBSビッカーズ香港は、3年前の独禁法導入以来、商務省が審 査した250以上の買収案件のうち拒否したのは1件だけで、市場占 有率を考慮すれば、同省が最終的にヤム・ブランズの買収案を拒否す る可能性は低いと指摘する。

ルイス・キャピタル・マーケッツの香港在勤アナリスト、アリッ ク・ウォン氏は電話インタビューで、「皆、神経質過ぎる」と述べた。 同氏は、来年3月までに取引が完了すると予想。買収提示額は先週の 終値を1.20香港ドル上回っており、23%のプレミアムを意味する。 これを年率換算すればプラス69%のリターンとなる。

ヤム・ブランズの広報担当、ジョナサン・ブルーム氏に買収の認 可が得られると思うかと電子メールで問い合わせているが、これまで のところ回答はない。小肥羊のチャン・チャンハイ最高執行責任者 (COO)はコメントを控えた。商務省はヤム・ブランズの買収計画 についてコメントを求めるファクスに対し、回答していない。

--Penny Peng, Michael Wei, Debra Mao, with assistance from Jing Yang in Shanghai, Weiyi Lim in Singapore and Devin Banerjee inNew York. Editors: Mohammed Hadi, Michael Tsang

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 笠原文彦  Fumihiko Kasahara +81-3-3201-3761 or fkasahara@bloomberg.net Editor:Akiko Kobari 記事に関する記者への問い合わせ先: Penny Peng in Beijing at +86-10-6649-7719 or ppeng18@bloomberg.net; Michael Wei in Shanghai at +86-21-6104-3044 or mwei13@bloomberg.net; Debra Mao in Hong Kong at +852-2977-6425 or dmao5@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Daniel Hauck at +1-212-617-1697 or dhauck1@bloomberg.net; Katherine Snyder at +1-212-617-5212 or ksnyder@bloomberg.net; Stephanie Wong at +86-21-6104-3042 or swong139@bloomberg.net.

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