パナソニック株1カ月ぶり下落率、TVリストラで赤字が最大規模

パナソニック株価が続落。一時は 前日比4.1%安と、約1カ月ぶりの下落率を記録している。10月31日 にテレビ事業のリストラを含む構造改革で今期(2012年3月期)純損 益予想を過去最大に並ぶ赤字4200億円へと大幅下方修正し、売りが先 行している。午前9時54分現在は同30円(3.7%)安の779円。

リストラ策では兵庫県姫路市の液晶パネル工場、尼崎市のプラズマ パネル工場に加え半導体工場で減損処理を実施し、人員削減も加速。こ の結果、今期のリストラ費は従来の1100億円から5140億円に増大す るが、生産効率化で来期には1460億円の効果が発生見込み。

また、今期については、円高と競争激化の影響で営業利益予想を従 来の半分弱の1300億円に修正した。

モルガン・スタンレーMUFG証券の小野雅弘アナリストは10月 31日付リポートで「テレビと半導体を中心に減損3150億円を計上した ことで、ディスカウント要因が一部解消した」と評価しながらも、今期 の営業利益の修正幅は想定以上だったと指摘。「既存事業の売り上げ成 長力に対する見方はよりネガティブになった」と評した。

SMBC日興証券の三浦和晴アナリストは、抜本的なリストラ実施 で「当面の問題にけりをつけた印象」と構造改革案を評価。来期の営業 利益が「3300億円に戻る可能性が出てきた」として「今の株価水準は 割安」とコメントしている。

取材協力:安真理子  --Editor:Yoshinori Eki Tetsuki Murotani

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