ギリシャ:首相の掌握力が低下、造反で過半数ぎりぎり-辞任要求も

政府信任投票が週内に予定され るギリシャでは、パパンドレウ首相の権力掌握力が低下している。新 救済策について国民投票を実施する首相の方針が与党議員の造反を引 き起こした。

与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のミレナ・アポス トラキ議員は離党の意向を示した。また、エバ・カイリ議員も離党の 意向だと報じられ、300議席の議会で与党勢力は半数を辛うじて超 える151議席に縮小したことになる。

さらに、ギリシャ国営のアテネ通信社(ANA)によると、与党 の幹部議員6人はパパンドレウ首相に宛てた共同書簡で辞任を要求し た。

国民投票の方針を受けて救済頓挫、ギリシャのデフォルト(債務 不履行)の懸念が高まり、株とユーロ、イタリア国債は下落した。ギ リシャのマノス元財務相はアイルランドのRTE放送とのインタビュ ーで、「パパンドレウ首相に従って国民投票へと進めばデフォルトに 行き着き、デフォルトはわれわれをドラクマへと導くだろう」と語っ た。

また、もう1人の与党幹部、バッソ・パパンドレウ議員は挙国一 致内閣の樹立をギリシャ大統領に呼びかけた。

ギリシャ政府の当局者によると、パパンドレウ首相は2日、フラ ンスのカンヌへ向かい20カ国・地域(G20)の首脳と危機について 協議する。

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