米MFグローバルの英国部門に政府の特別管理制度を適用-FSA

【記者:Ben Moshinsky】

10月31日(ブルームバーグ):米国で連邦破産法に基づく会社更生 手続きの適用を申請した米ブローカー・ディーラーの持ち株会社、M Fグローバル・ホールディングスの英部門に、英政府の特別管理制度 が適用されることになった。金融安定を守るための当局の措置で、同 制度適用の第一号となる。

英金融サービス機構(FSA)の31日の発表によると、監査法人 のKPMGが今回の特別管理の管財人を務める。KPMGによると、 725人の従業員を抱える英部門は人員削減を実施する公算が大きい。

ニュージャージー州知事やゴールドマン・サックス・グループ共 同会長を務めたジョン・コーザイン氏率いる米MFグローバル・ホー ルディングスは同日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用 を申請した。欧州ソブリン債への投資が裏目に出た。

KPMGの管財人、リチャード・フレミング氏は電子メールで配 布した発表文で、「厳しい市場環境やユーロ圏の危機を背景に、MFグ ローバルUKの財務状況はここ数週間、著しく悪化している。米MF グローバル・ホールディングスの破産法適用申請を受け、MFグロー バルUKは単独で運営していけないだろう」と指摘した。

FSAによると、特別管理の管財人は秩序立った破綻処理を手助 けするため、MFグローバルへの重要なサービス提供を供給業者に指 示できる。特別管理制度は2008年の米証券リーマン・ブラザーズ・ホ ールディングス破綻に伴う問題に対応するために設立された。