米社債保証コスト、5週間ぶり大幅上昇-欧州債務危機への懸念で

31日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが5週間ぶり の大幅上昇。欧州首脳らは域内の債務危機封じ込めのために十分な資 金を調達するのに苦戦するとの懸念が広がった。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後4時56分(日本時間11月1日午前5時56分)現在、

7.3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の121.4bp。上 げ幅は9月22日以来で最大。スプレッド上昇は投資家心理の悪化を、 低下は心理の改善を示す。

欧州ソブリン債市場の混乱が加速し、欧州の銀行の体力が弱まれ ば信用力は世界的に悪影響を受けるとの見方から、社債保証コストは 上昇している。27日には約2カ月ぶり低水準となっていた。

三菱UFJ証券USAのクレジットストラテジスト、ノエル・へ バート氏(ニューヨーク在勤)は、投資家は先週発表された銀行資本 増強策の詳細を待っていると指摘。同氏は電話インタビューで、「依然 として埋めなくてはならない多くの穴がある」と語った。