PIMCグロース氏:長期債投資回避を、理由はFOMC物価目標

債券ファンド最大手、米パシ フィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・ グロース氏は、金融政策当局者が可能性を示唆した追加緩和策は、米 長期債の利回りを上昇させるとの見方を示した。

グロース氏は31日にPIMCOのウェブサイトに掲載した月間 投資見通しで、「金融・財政当局は、実質成長の達成が不十分な中、 不釣り合いなほど高いインフレを引き起こした」と指摘。「米国をは じめとする先進国では、ニューノーマル経済のさなかにあって3%超 のインフレとなっている。インフレリスクプレミアムがパフォーマン スを大きく左右する長期債の保有は避けるべきだ」と記した。

同氏はまた、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長ら が示唆した追加緩和策は、米長期債の利回りを上昇させる公算が大き いとし、当局が2%超のインフレ率を目標としていることをその理由 に挙げた。投資家は償還までの期間が10年以下の「安全な逃避先」と なる米国債を購入すべきだと述べ、株式市場では高配当銘柄に絞るこ とを推奨した。

イエレン副議長らは11月1日から2日間にわたり開催される連 邦公開市場委員会(FOMC)を前に、金融当局は経済成長を加速す るためさらなる対策を準備すべきだとの見解を示している。タルーロ FRB理事とダドリーNY連銀総裁は今月、追加緩和策が必要となる 可能性に言及した。FOMCは9月の定例会合で借り入れコストの抑 制を図り4000億ドルの短期債を売却し同額の長期債を購入すると発 表した。

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