スペイン経済:7-9月に成長停滞、与党の選挙取り組み困難に

スペインでは経済成長が7- 9月(第3四半期)に失速した。失業者も急増し、3週間後に総選挙 を控えた与党・社会労働党の取り組みは一段と困難になっている。

スペイン銀行(中央銀行)が31日公表した見積もりによると、 7-9月の国内総生産(GDP)は前期比横ばいとなった。前年同期 比では0.7%増加。4-6月のGDPは前期比0.2%増だった。輸 出と観光業がプラス要因だったものの、内需が落ち込んだ。

ユーロ導入以来の最高となったスペインの借り入れコスト低下を 図るサパテロ首相の計画が内需を抑制しているのに加え、公務員の給 与引き下げや年金凍結などの措置で与党の支持率は低下。世論調査に よれば、11月20日の総選挙では国民党(PP)が過去最大の過半 数議席を獲得するとみられる。

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)の欧州エコノミスト、ベ ン・メイ氏は「追加緊縮策なくして赤字目標を達成するのは極めて困 難だが、そうした処置でスペインはリセッション(景気後退)に逆戻 りする可能性がある」と述べた。また、7-9月期に21.5%だった スペインの失業率が25%まで上昇する恐れがあるとも予想した。

スペイン統計局(INE)の28日発表によると、21.5%に達 した7-9月期の失業率はここ15年で最高。欧州連合(EU)統計 局(ユーロスタット)のデータによれば、ユーロ圏全体の失業者の3 分の1をスペインが抱えていることになる。

ユーロスタットの31日の発表によると、9月のスペイン失業率 は22.6%。25歳以下の失業率は48%に悪化した。

INEはGDP速報値を11月11日に公表し、その10日後に 改定値を明らかにする。

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