トリシェECB総裁:欧州の救済計画は正しい方向性示した

欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁は、欧州各国政府が救済計画で示した方向性は正しく、あらゆ る問題点を網羅(もうら)したとの見解を示した。

トリシェ総裁は30日の英BBCとのインタビューで、欧州債務危 機は共通通貨としてのユーロの存続可能性に疑問を投げ掛けるもので はないと説明、ユーロは引き続き「極めて信頼性の高い通貨」だと指 摘した。「一部の国の深刻な問題が原因で、ユーロ圏全体の金融安定を 確保する困難に欧州は直面している」とも述べた。

「ユーロ圏のパラドクスは、統合されたユーロ圏全体としてはあ まり弱点がない一方で、個別には適切に行動しなかったために脆弱(ぜ いじゃく)性を生み出している国や経済があることだ」と解説した。

合意した内容を順守することは各国政府の責任だとも述べた。「ギ リシャが特別なケースであることは誰もが知っている。他の全ての国 は条約を順守するだろう」と語った。

トリシェ総裁の任期は31日に満了し、イタリア中銀のドラギ総裁 が新総裁に就任する。

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