介入は過去最大級の公算、海外での介入動向が鍵-外為どっと・植野氏

外為どっとコム総合研究所の植野 大作主席研究員は31日、政府・日本銀行が同日実施した円売り介入に ついて、過去最大規模だった可能性が高いとし、この後の海外市場で 1ドル=80円の方向に向かってもう一段のドル・円の押し上げを狙っ た介入に動くかどうかが短期的には重要になると語った。コメントの 詳細は以下の通り。

「金額はまだ分からないが、ほぼ過去最大級に近い介入をやって いると思う。過去3回の介入よりも効果が大きいからで、今回は介入 を始めてから80分程度で3円88銭もドル・円が上がっている。非常 に短い時間に、過去の介入よりも大きく上げているので、相当な介入 が入っているはずだ」

「きょうの海外が非常に注目だ。テクニカル的に見ると、下は日 足の一目均衡表の雲の上限が78円09銭にある。ドル・円はかなり分 厚い雲を下から上に完全に抜けている。海外に入ると再びずるずると ドルを売ってくる向きも出てくると思うので、それでもこのレベルを キープできるかどうかが大切だ。再び雲の中にずるずる入ってくるこ とを許容するようだと上値を削られる可能性がある」

「一方、上は200日移動平均線がきょうの時点で79円89銭辺り を通過している。先週200日線が史上初めて80円レベルを割ってきた ので、そういう意味では200日線にみんな注目している。仮に前回、 前々回のように海外でも介入が入って、少し水準を上げてくるようだ と、200日線絡みから心理的節目の80円突破あたりまでを狙うのかど うかがポイントとなる」

「『一目均衡以上、200日線未満』という中途半端なレベルで満足 するのか、もう一段上を狙うのか。そこで市場が感じるメッセージ性 も違ってくるし、相場の雰囲気も変わってくる。長い目で見れば、結 局は水曜夜のFOMC(米連邦公開市場委員会)や金曜の米雇用統計 以降に示される今後の米国の景気・金融政策が最も重要だが、少なく とも短期的にはそこがすごいポイントだろう」

---Editors:Masaru Aoki, Joji Mochida

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