東芝:7-9月純利益は19%減、為替差損響く-営業益を圧迫

フラッシュメモリー世界2位の東芝 が31日に発表した7-9月期の連結決算は、純利益が前年同期比19% 減の222億円だった。営業利益は増えたものの、円高の進行で為替差損 が膨らみ利益を圧迫した。

ブルームバーグがまとめたアナリスト8人の事前予想平均は246億 円だった。売上高は円高などで前年同期比2.7%減少して1兆5864億円 となった。営業利益は同7.2%増の761億円だったが、広報担当の大森 圭介氏よると、円高による為替差損で最終利益が目減りした。

営業利益では、NAND型フラッシュメモリーなどが円高の影響を 受けながらも高い利益水準を維持したほか、家庭電器も伸びた。セグメ ントでは、 電子デバイス、デジタルプロダクツ、社会インフラなどす べての部門で黒字を確保した。

久保誠代表執行役専務は会見で、円高の影響について4-9月でみ ると、売上高で前年同期比1460億円、営業利益で同160億円のマイナ ス要因があったと述べた。

東芝は同時に、通期の為替想定レートを、対ドルで85円から80円 へ、対ユーロで115円から110円へ、それぞれ円高方向へ修正した。通 期業績予想は据え置いた。

久保氏は会見で、政府・日銀による同日の為替介入について「この ところの円高の水準というのは個別の企業努力を超えているレベル」と した上で、「非常に適切な介入をしていただいた」と述べた。

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