政府・日銀の為替介入、効果は限定的な公算-ANZ・スタンダード銀

政府・日本銀行による円売り・ ドル買いの単独介入を受けた円の下落は短期的なものにとどまる可能 性があるとの見方をオーストラリア・ニュージーランド銀行グループ (ANZ)とスタンダードチャータード銀行が示した。

ANZの為替戦略グローバル責任者、リチャード・イエッツエン ガ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、日本のこれ までの円高阻止の取り組みは「持続的な影響を及ぼさなかった」と指 摘した。

スタンダードチャータード銀のアジア外国為替戦略責任者、トー マス・ハー氏は31日、電話インタビューに応じ、協調介入なら「よ り大きい効果につながりやすい」が、協調介入が実施される公算は小 さいと述べた。2人の今回の為替介入に関するそのほかのコメントは 以下の通り。

◎ウエッツエンガ氏:

「ひょっとしたら市場の短期的な持ち高を変えるという点では若 干の効果はあるかもしれないが、結局のところ、目的を達成できない 介入を繰り返している。誰に対しても円をショート(売り持ち)にし ないよう説得しており、中期的には市場をつけあがらせるだけだ」

「円が日本経済の問題点だということを示す証拠はない。日本を 語る場合、もっと構造的な要因があるようだが、円が狙われ続けてい る」

◎ハー氏:

「これまでと同じ市場の反応がみられるだろう。ドルは対円で上 昇するが、その後、伸びが収まり、ドルは再び緩やかに下がり始める。 今回に限って違う展開になるとは思われない」

「一般的に言って、米国と欧州は為替市場から距離を置いて市場 自体に決定を委ねるという考え方だ。国内に協調介入を促す十分な理 由は存在しないと思う」

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE