海運3社:今期純損益予想、そろって赤字に-円高、運賃下落など影響

日本郵船、商船三井、川崎汽船 の海運大手3社は、今期(2012年3月期)の連結純損益がそろって 赤字に転落する見通しだ。コンテナ市況悪化で運賃が下落しているほ か、円高の進行、さらにタイの洪水による影響などが重なり、収益を 大きく圧迫する。

大手3社が31日に発表した第2四半期連結決算の資料によると、 日本郵船は、今期純損益予想を180億円の赤字(従来予想50億円の 黒字)に下方修正した。前期は785億円の黒字だった。売上高は同

5.7%減の1兆8200億円(同1兆9250億円)をそれぞれ見込む。円 高圧力やタイ洪水の影響で完成車輸送台数の減少などが予想される としている。

商船三井も今期の純損益は40億円の赤字(従来予想170億円黒 字)に転落する見通しとした。前期は583億円の黒字。売上高は前期 比6.1%減の1兆4500億円(同1兆5000億円)を見込む。コンテナ 需要の減少、船舶燃料油価格の高止まりなどの要因が収益を圧迫する 見通し。

川崎汽船の連結純損益は320億円の赤字の見込み。3日に下方修 正を発表した時点では300億円の赤字を予想していたが、さらに20 億円赤字幅が拡大の見通し。前期は306億円の黒字。同社の主力事業 であるコンテナ船事業では、今後も運賃回復は困難と予想されるうえ、 円高や景気低迷などの外部要因も業績に悪影響を与えると想定して いる。

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