タイ首相:洪水危機、週内に和らぐ可能性-一部地域で水が引き始める

タイのインラック首相は3カ月 にわたる同国での洪水の危機について、週内に和らぐ可能性がある との見通しを示した。水は首都バンコクの運河を通じて排出されて おり、同市北部の地域では水が引き始めたという。

同首相は30日、記者団に対して「あと2、3日の辛抱だ」と述 べ、「大潮が終われば、排水システムがフル稼働できる」と説明した。

タイでは7月下旬以来の洪水で、77県中63県に被害が及んで いる。降水量が平均を約42%上回り、ダムの放流を余儀なくされた ためだ。これまでに死者は約400人に達し、バンコク北部の工場や 農地が浸水した。水は現在、同市を通って30キロ南方のタイ湾に流 出している。

バンコク市内の浸水域は主に北部や東部、運河近くの低地帯に 限られている。多くのオフィスビルや店舗の前に土のうが積み上げ られる中、王宮やチャトチャック市場など観光名所の一部は軽度の 浸水に見舞われているものの、シーロムやローワー・スクンビット などのビジネス街に水は達していない。