米企業利益、11四半期連続で市場予想上回る-12年ぶり株価大幅反発も

米企業が11四半期連続でウォール 街の予想を上回る利益を発表していることから、アナリストの間では、 強気相場が復活して過去12年で最大の反発局面になるとの見方もある。

ブルームバーグの集計データによると、10月11日以降に四半期決 算を発表したS&P500種株価指数構成企業295社のうち、市場予想を 上回ったのは220社。同指数構成企業の株価目標に関する1万件以上 の予想からは、同指数が1年後に13%上昇し1447.93に達することが 示唆されている。

グーグルやピーボディ・エナジーなどの企業が予想を上回る利益 を発表する中、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(P IMCO)の共同最高投資責任者(CIO)、ビル・グロース氏は、欧 州債務危機がリセッション(景気後退)に拍車を掛けると警告してい る。世界の株式相場の時価総額は5月以降に6兆3000億ドル(約493 兆円)以上失われたものの、アナリスト予想はS&P500種が09年3 月以降の値上がりを含めると、1990年代のテクノロジー株バブル以来 最大の反発局面となる可能性を意味している。

S&P500種の各構成銘柄が株価予想平均に達した場合、同指数の 09年3月以降の上昇率は114%となり、同様の期間での上昇率として は2000年5月以来最大となることが、ブルームバーグのデータに示さ れている。

ルーミス・セイレスで米大型バリュー株担当責任者を務めるウォ ーレン・クーンツ氏は25日のインタビューで、「かなり良い四半期決 算になるようだ」と述べ、「バリュエーション(株価評価)は過去に比 べて極めて低い。相応の収益を得るのに大胆な倍率を想定する必要は ない」と指摘した。

ブルームバーグ・データによると、S&P500種の株価収益率(P ER)は10月3日時点の発表済み利益ベースで11.7倍。あと約14% 下がれば2009年3月の金融危機の底で付けた水準に達する。同指数は 今月14%上昇し、月間上昇率では1974年以降で最高となる勢いを見せ ている。先週は3.8%上昇し1285.09で終了した。

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