アジア株:約1カ月ぶり大幅安-赤字決算と中国の引き締め維持方針で

31日のアジア株式相場は下落。M SCIアジア太平洋指数は約1カ月ぶりの大幅安となりそうだ。台湾 の宏碁(エイサー)や東北電力などの赤字決算に加え、中国が不動産 への融資抑制姿勢を維持する方針を示したことが嫌気された。

世界4位のパソコンメーカー、エイサーは2%安。純損益の赤字 額が市場予想よりも大きかった日本の東北電力も売られた。中国農業 銀行など中国本土の銀行株も軟調。温家宝首相が、当局は不動産市場 への規制を堅持すると述べたことが材料となった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時13分現在、前週末 比3.3%安の120.63。このままいけば9月22日以来の大幅安で取引を 終えることになる。同指数は今月、28日までの時点で11%上昇と、2009 年5月以来の大幅高を記録していた。

日興アセットマネジメント・アジアの最高投資責任者(CIO、 シンガポール在勤)、スーナム・ン氏は「タイの洪水や欧州情勢に関す る根強い懸念を背景に、企業の景況感は第3四半期に深刻な影響を受 けた。予想を下回る決算も一部示されるだろう」と指摘。「市場の地合 いで相場が大きく変動する余地はまだ残されている」と述べた。

日経平均株価は前週末比62円8銭(0.7%)安の8988円39銭で 終了。政府・日銀による円売り・ドル買い介入を受けて一時は同1.1% 高まで上昇していた。

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