アジア株:下落、エイサーや東北電力の赤字嫌気-カンタス航空は高い

31日のアジア株式相場は下落。台 湾の宏碁(エイサー)や東北電力などの赤字決算が嫌気されている。 MSCIアジア太平洋指数は今月、月間で約2年半ぶりの大幅高とな っているが上げ幅を縮めた。

世界4位のパソコンメーカー、エイサーは2%安。純損益の赤字 額が市場予想よりも大きくなった日本の東北電力も売られた。一方で オーストラリアの航空最大手、カンタス航空は4.2%高。仲裁機関の 命令でストが終結し、同日中に運航を再開することになった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後0時13分現在、前週末 比2.1%安の122.09。今月ここまでの値上がりは7.9%と、2009年5 月以来の大幅な上昇率となっている。

日興アセットマネジメント・アジアの最高投資責任者(CIO、 シンガポール在勤)、スーナム・ン氏は「タイの洪水や欧州情勢に関す る根強い懸念を背景に、企業の景況感は第3四半期に深刻な影響を受 けた。結果の良くない決算も一部示されるだろう」と指摘。「センチメ ントで相場が大きく変動する余地はまだ残されている」と述べた。