ベルルスコーニ首相、改革実行できるのは自分だけ-早期総選挙を否定

イタリアのベルルスコーニ首相は、 同国が公約した財政赤字削減を実行できるのは自分だけだと強調した。 欧州の指導者らはベルルスコーニ政権が債務危機の拡大阻止に貢献で きるかどうか注目している。

ベルルスコーニ首相は30日付のイタリア紙コリエレ・デラ・セラ に掲載されたインタビューで、早期総選挙の可能性を否定し、現在の 議会が2013年まで続くと発言。欧州中央銀行(ECB)の支援維持は、 債務抑制策と成長促進策をやり遂げることが条件になると付け加えた。

首相は「私とこの政権だけが1年半かけてこの改革プログラムを 実行することができる。私が手を引くことができないのはそのためだ」 と述べた。

欧州連合(EU)の最近の合意もイタリアの借り入れコスト上昇 を食い止めるには至っていない。28日の国債入札の落札利回りはユー ロ導入後の最高水準を記録し、EU首脳会議を受けた高揚感に水を差 した。今週は20カ国・地域(G20)首脳会議が仏カンヌで開催される。

ドイツのショイブレ財務相は独誌シュピーゲル(10月29日号) とのインタビューで、イタリアは「改革の用意があることを示唆して いるが、今度は実行する番だ。発表だけでは役に立たない」と警告し た。