円上昇、対ドルで戦後最高値を更新-早朝のアジア外為市場

週明け31日早朝のアジア外為市 場で、円はドルとユーロに対して上昇。対ドルで戦後最高値を更新し た。トレーダーの間では、国内の輸出企業支援のために円売り介入を 実施することに日本の当局者が慎重になっているとの観測が聞かれる。

円は、日銀が先週27日の金融政策決定会合で資産買い入れの5兆 円増額を決定した後に付けた最高値を更新した。ドルは、米企業活動 の鈍化を示すと予想されている10月のシカゴ購買部協会景気指数の 発表を控え、対ユーロで約7週間ぶり安値に近い水準にある。米連邦 準備制度理事会(FRB)が資産購入の第3弾に乗り出す可能性があ るとの観測もドル需要を抑制している。

ANZナショナル銀行の市場経済・戦略責任者、クーン・ゴー氏 は、「日銀は先週、為替市場に介入しなかった。市場はこれを一段の円 高シグナルと受け止めている」と説明した。

円は一時0.6%高の1ドル=75円35銭の戦後最高値を付けた後、 日本時間午前6時35分現在、75円68銭で推移している。28日のニュ ーヨーク市場では75円82銭だった。

円は対ユーロでは、0.2%上昇し1ユーロ=107円07銭。