英国債(28日):10年債は下げ埋める-イタリア入札不調で安全需要

28日の英国債相場はほぼ変わ らず。一時は下落したものの、この日実施されたイタリアの国債入札 が不調に終わって欧州首脳らが合意した債務危機解決策への楽観的な 見方が後退。比較的安全とされる英資産の需要が高まり、下げを埋め た。

4キャストのストラテジスト、シャント・モブセシアン氏は「ユ ーロ圏債務危機の解決はまだまだ長くかかる。安全を求めて英国債市 場に逃避する動きがやや見られる」と説明した。

27日未明までブリュッセルで続いた欧州首脳会議では、域内救 済基金の実質拡大やギリシャ債保有者の損失負担を50%とすること などで合意。その翌日の実施となったイタリアの入札では、30億 8000万ユーロ(約3300億円)の2014年償還債の落札利回りが

4.93%と、前回入札時の4.68%を上回った。17年と19年、22年 償還債も発行された。

英10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイ ント)未満下げて2.62%。一時は2.71%まで上昇していた。同国 債(表面利率3.75%、2021年9月償還)の価格は109.80。