欧州:IMF経由を検討、中国や日本からEFSFへの資金受け付け

欧州は救済基金の欧州金融安定フ ァシリティー(EFSF)を実質的に拡大するため、中国などからの 資金に期待している。当局者らはこの資金の受け入れ方法として、国 際通貨基金(IMF)を経由する方法を検討している。

EFSFはIMFとともに特別目的事業体(SPV)を設立する 可能性があると、EFSFのクラウス・レグリング最高経営責任者(C EO)が28日、北京での記者会見で述べた。

中国の朱光耀財政次官は別の会見で、同国はEFSFへの投資に ついて協議しているものの、同基金の計画についてより詳細に明らか になることが必要だと述べた。

欧州首脳らは27日にEFSFを実質1兆ユーロ規模に拡大する ことを決め、世界最大の外貨準備を持つ中国からの貢献を期待してい る。野村ホールディングスのエコノミスト、木下智夫氏は、中国が欧 州債務危機解決への貢献の代償としてIMFでの影響力拡大を求める 可能性があると述べた。

レグリングCEOは、中国は貢献に条件を付けてはいないと語っ た。これまでのEFSF債について、中国は忠実な良い買い手だった と付け加えた。

フランスのサルコジ大統領と中国の胡錦濤国家主席は27日の電 話会談で、「緊密に協力する」ことに合意した。

また、事情に詳しい関係者らによると、日本政府も救済基金の拡 大に協力する方針で、支援の具体的な方法が11月に明確になるのを待 っている。ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ居和国のB IRCS諸国は9月22日に、IMFやその他の国際金融機関を通じて 世界の金融安定に貢献する用意があると表明している。

IMFは先月、現在未使用の資金、約3930億ドルは世界経済が悪 化した場合、融資需要を満たすのに不十分な可能性があると指摘。11 月3、4日にフランスのカンヌで開催される20カ国・地域(G20)首 脳会議ではIMFの資金が十分かどうかも協議される見込みだ。IM F内にSPVを設立するにはIMF理事会の承認が必要になる。

--Kevin Hamlin. With assistance from Li Yanping and Michael Forsythe in Beijing, Chinmei Sung in Taipei and Sandrine Rastello in Washington. Editors: Paul Panckhurst , Ken McCallum

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