JR西株が続伸、業績増額修正を好感-好調な新幹線収益が寄与へ

西日本旅客鉄道(JR西日本) の株価が続伸。午前の取引で一時、前日比2.6%高の3365円まで上 昇した。同社が27日に2012年3月期の業績予想を上方修正したこと が好感され、買いが膨らんでいる。四半期決算発表で2回連続して業 績予想引き上げたのは、87年の国鉄民営化以後で初めて。

午前の株価終値は同0.8%高の3305円。出来高は77万5400株 と既に前日1日分を超えた。高木証券の勇崎聡マーケット情報部長は 「きょうの上昇は業績修正の好感」と指摘。株式市場全体が、景気敏 感株から内需中心の業績良好な銘柄にシフトする可能性がまもなく 来るとして、JR西もその一角として改めて評価されるのではないか との見方を示した。

同社は前日の取引終了後に通期業績見通しを修正。売上高で前期 比5.6%増の1兆2820億円(従来見通し1兆2720億円)、純利益は 同14%増の400億円(同305億円)に引き上げた。同社は7月27日 の業績発表時に収益予想を増額修正していた。

同社の松浦克宣財務部長は27日の会見で、業績発表の会見で「当 初見通しは震災後の需要動向などを固めに見積もった」とした上で、 鉄道収入は新幹線を中心に予想以上に好調に推移していることを挙 げ、東日本大震災の影響から脱出しつつあるとの認識を示した。さら に、同社の2大プロジェクトである九州新幹線と大阪ステーションシ ティがそれぞれ開業し、今後の収益への寄与が見込めると説明した。

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