タイ政府、バンコク市民の避難に向けて準備-大潮始まり洪水深刻化も

タイではタイ湾での大潮が28 日に始まり、洪水が一段と深刻化する恐れがあるため、政府がさら に多くの市民をバンコクから避難させる準備を進めた。今回の洪水 ではこれまでに373人が死亡、バンコク北部の工場群が浸水被害に 遭っている。

政府の洪水被害救援活動本部のナタパヌ・ノパクン報道官は27 日夜、テレビを通じて状況説明を行い、「準備をし過ぎる方が、少な 過ぎるより明らかに良い」と述べた。

同報道官は、政府がバンコクの一部地区の住民を近隣地域に避 難させる可能性に言及。川や運河のそばの1階建て住宅に住む人は、 危険性が最も高いと述べた。インラック首相は、タイ湾への排水に は1カ月かかる可能性があると話している。

洪水の深刻度が不透明なことからバンコク市内は混乱しており、 ボトル入り飲料水や卵、粉ミルクなどが不足している。

バンコクが本社のリスクコンサルティング会社、PSAアジア のディレクター、サニト・ナカジッティ氏は、「顧客には飲料水不足 やスーパーの混乱を理由に、市内から離れるよう勧めた。命にかか わるような状況ではないが、利便性が悪いということだ」と話した。

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