モルガンSのローチ氏:中国経済「ハードランディング」懸念は誇張

中国経済が「ハードランディング」 するとの懸念は誇張されたものだと、モルガン・スタンレー・アジア の非常勤会長、スティーブン・ローチ氏が指摘した。

ローチ氏はニューヨークでの会議で、「取り沙汰されている地方政 府の過度の債務や長引くインフレ、ゴーストタウンの問題などは、一 部に真実はあるものの、全て誇張されている」と語った。

中国の銀行と保険会社、開発業者の株価は、景気減速により3年 間にわたる融資ブームを受けて不良債権問題に火が付くとの懸念から 下落。MSCI中国金融株指数は過去1年間で27%低下している。

ローチ氏は、中国政府は住宅バブルの抑制に幾分成功を収めてい るようだと分析し、投資家は弱気な結論を急ぐ前に「こうした傾向を 一つ一つ注意深く見極めるべきだ」と語った。

また中国は欧米への輸出に頼る成長路線からの脱却のため、国内 消費の拡大策を進めつつあると指摘。「先進国の景気の鈍さは、言葉で はなく行動の時が到来していることを中国に教えている」と述べた。

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