来週のNY原油先物:48%が下落予想-欧州債務危機包括対策も効果薄

来週のニューヨーク原油先物相場 は、下落するとの見方が優勢だ。ユーロ圏首脳会議は債務危機対策で 合意したが、効果は限定的との見方が強い。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト29人を対象に実施した 調査では、14人(48%)が来週の原油先物相場は下落すると予想。上 昇を予想したのは6人(21%)。ほぼ変わらずとの予想は9人だった。 前回は50%が下落を予想した。

原油先物相場は3カ月ぶりの高値から下落する可能性がある。ギ リシャとイタリアなどが引き続き財政再建圧力にさらされることが要 因。ユーロ圏首脳会議は、金融安定基金の拡大と債権者にギリシャ債 務の50%減免を求めることで合意した。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・ キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は電 話で、「欧州債務危機の包括対策についての楽観論は行き過ぎている」 と述べた。

オバマ米大統領は27日、欧州が危機解決に向けて「重要な最初の 一歩」を踏み出したと評価。オバマ大統領は11月3、4日にフランス のカンヌで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する。

2004年4月の調査開始以来、相場の方向性を正しく予測した確率 は47%。ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週 木曜日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通 しを問う調査を実施している。