サムスン電子7-9月:携帯端末事業の売上高、過去最高-株価上昇

スマートフォン(多機能携帯 電話)販売で米アップルとしのぎを削る韓国のサムスン電子の7-9 月(第3四半期)決算は、携帯端末事業の利益と売上高が過去最高と なり、半導体とパネル事業の減益を補った。

同社の28日の発表によると、携帯端末部門の営業利益は2兆 5200億ウォン(約1730億円)となった。これが寄与し、全体の 純利益は3兆4400億ウォンと、ブルームバーグがまとめたアナリ スト25人の予想平均(3兆4000億ウォン)を若干上回った。

教保証券のアナリスト、ク・ジャウ氏は、サムスンがアップルの スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」と競合する新機種 を投入したことで、今後数四半期はディスプレーと半導体部門の 減益の影響が緩和されるだろうと述べた。JPモルガン・チェースな どの証券会社の推計によると、グーグルの基本ソフト(OS)『アン ドロイド』を搭載するサムスンのスマートフォンの7-9月期の販売 台数はアップルを上回った。

UBSハナ・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、 ユ・ビョンオク氏(ソウル在勤)は「サムスンの携帯端末事業は基 盤がしっかりしている」と指摘。「同社の機器はアップルと肩を並べ ており、『アンドロイド』陣営のリーダーとしての地位を確立するこ とに成功した。同株の下落リスクを見つけるのは難しい」と説明し た。

株価上昇

決算発表後、韓国株式市場でサムスンの株価は一時、2.4%高の 94万6000ウォンを付けた。午前10時7分現在、1.3%高で推移 している。

サムスンは、7-9月期の携帯端末出荷の前年同期比伸び率が 「20%台後半」になったと発表したが、具体的な数字は示していない。 JPモルガンとバンク・オブ・アメリカ(BOA)の推計では、サム スンの同期のスマートフォン販売台数は約2900万台だった。アップ ルの18日の発表によると、iPhoneの同期販売台数は約1700万 台。

サムスン全体の営業利益は前年同期比13%減の4兆2500億ウ ォンと、自社の暫定予想(4兆2000億ウォン)とほぼ一致した。

部門別業績

半導体部門は、利益が前年同期比53%減の1兆5900億ウォン、 売上高は9兆4800億ウォン。アナリストは1兆4600億ウォンの 利益を予想していた。

テレビやコンピューターモニター用薄型パネルを製造するディス プレー部門は、営業損益が900億ウォンの赤字となった。アナリス ト予想は1445億ウォンの赤字。前年同期は5200億ウォンの黒字 だった。売上高は前年同期比13%減の7兆800億ウォン。

テレビ部門は営業損益が2400億ウォンの黒字と、前年同期の 2500億ウォンの赤字から改善された。ウェブ機能を備えた3D(3次 元)対応モデルが寄与した。アナリスト予想は3300億ウォンの黒 字。売上高は前年同期比0.4%減の14兆3600億ウォン。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE