ヘッジファンドが株式のポジション縮小-欧州危機対応の首脳会議前に

株価上昇を見込むヘッジファンド のポジションは今週、2009年以降最低の水準に近づいたと、インター ナショナル・ストラテジー・アンド・インベストメント(ISI)グ ループが指摘した。

ISIの顧客向けリポートによれば、株式の「ネット・エクスポ ージャー」を示す同社の指数は26日に44.7に低下した。2011年のピ ークは2月の54.2。同指数は9月21日に09年4月以来最低の44を付 けた後、今月12日には45.5に戻していた。

欧州の首脳がソブリン債危機収拾で合意に達しないとの懸念から、 投機家はポジションの縮小に動いた上、S&P500種株価指数は4月以 降に最大19%下落していた。ただ、欧州首脳がブリュッセルでの会議 で救済基金の拡充に合意したことから、S&P500種は27日に急上昇 し、今月の上昇率は1974年以来で最大となる勢いがブルームバーグの 集計データに示されている。

アクトⅡパートナーズのマネジング・ゼネラルパートナー、デニ ス・レイボウィッツ氏は27日の電話インタビューで、「残念ながら、 われわれは守りの姿勢を強めている陣営にいた」と述べ、「今の相場の 反騰は非常に速くて猛烈なのでわれわれは参加できていない。恐らく 他の多くのファンドも同じだろう」と語った。

ISIの指数は米国を中心にヘッジファンド35社(運用資産約 840億ドル)の運用状況を追跡し、ゼロから100のスケールで表示した もの。ゼロのときは、空売りが「最大限」、100は強気な投資が「最大 限」であることを意味する。50はヘッジファンドがショートとロング のポジションを「通常の」配分にしていることを表す。

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