欧州株(28日):反落、市場は救済基金の詳細待ち-ルノーは上昇

28日の欧州株式相場は反落。 前日は12週間ぶり高値に達していた。市場ではユーロ圏の救済基金 について、具体的な拡充手法の決定が待たれている。

石油・ガス銘柄が安い。特にノルウェーの資源探査大手、ペトロ レウム・ジオ・サービスは大幅安。同社の決算は利益がアナリスト予 想に届かず、売りが膨らんだ。独ワッカー・ケミーも下落した。第3 四半期決算で売上高がアナリスト予想を下回ったことが手掛かり。仏 自動車メーカー2位のルノーは上昇。同社の第3四半期売上高がアナ リスト予想を上回った。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%安の249で終了。欧州 首脳会議は前日、域内の債務危機収束へ向けて、欧州金融安定ファシ リティー(EFSF)を1兆ユーロ(約107兆円)に拡充すること で合意した。これを受けて27日に同指数は3.6%上げた。週間ベー スでは4.2%上昇し、5週連続の上昇となった。

ウニクレディト・プライベート・バンクの調査責任者、モニカ・ ローゼン氏(ウィーン在勤)はブルームバーグ・ラジオのインタビュ ーで、「状況はまだ解決していない」とし、「すべてのユーロ圏諸国 の間で政治的な合意形成」が必要だと指摘。「それこそが解決を要す る難関だ。合意形成プロセスに時間がかかり明確性を妨げる原因とな っている。市場はまだ懐疑的だ」と続けた。

この日の西欧市場では、17カ国中13カ国で主要株価が下げた。 英FTSE100指数は0.2%安。仏CAC40指数は0.6%下落。独 DAX指数は0.1%上昇した。

ペトロレウム・ジオ・サービスは14%安の61.25クローネ。ス トックス欧州600指数の構成銘柄中で最も下げた。ワッカー・ケミ ーは9.8%下げて76ユーロ。ルノーは4.5%高の31.67ユーロで 引けた。