米企業の社債保証コスト、昨年5月以来の大幅低下-欧州包括策合意で

27日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場では、債券の保証コストを示す指数が世 界的に急低下した。欧州の首脳らが高債務国救済の包括策で合意した ことが材料となった。

マークイット・グループによると、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後4時59分(日本時間28日午前5時59分)現在、

12.2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の113.6bp と、2010年5月以来の大幅低下。

アラジン・キャピタル・マネジメントの信用・経済調査責任者、 スコット・マクドナルド氏は、欧州首脳による合意を「極めて前向き なものだ」と評価した上で、「曖昧な点がまだかなり多く残っている」 とも指摘。ギリシャ債保有者が損失を一部負担しても、ギリシャの債 務残高の対国内総生産(GDP)比は120%に減るだけで「持続可能 な成長に戻れるわけではない」との見方を示した。

JPモルガン・チェースによれば、欧州の銀行・保険25社の優 先債に連動するマークイットiTraxx金融指数のスプレッドは

37.5bp低下の204bpと、8月3日以来の低水準となった。9月12 日には過去最高の314bpを付けていた。同指数にはクレディ・スイ ス・グループやBNPパリバなどが含まれる。

投資適格級の欧州企業125社で構成するマークイットiTrax x欧州指数は25bp低下の150bpとなった。