スペインの銀行、公的資金を利用せずに170億ユーロの資本不足解消へ

スペインの銀行は170億ユーロ(約 1兆8300億円)の資本増強に当たって公的資金は利用しない見込みだ。 ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)とサンタンデ ール銀行は利益やリスク資産の計算方法の見直しに頼る方針だ。

欧州銀行監督機構(EBA)は27日、スペインの銀行には260億 ユーロの資本増強が必要だが、既発の転換社債90億ユーロ相当を資本 として見なすことができるとの見解を示した。金融機関は保有ソブリ ン債の評価を引き下げた上で、中核的自己資本比率を9%以上とする 基準を達成するために資本増強が必要で、スペイン国債の場合は3% の引き下げとなる。

70億9000万ユーロの追加資本が必要なBBVAは、内部留保の活 用で資本増強する方針を示し、中核的自己資本の計算で使用されるリ スク資産の見直しについてスペイン銀行(中央銀行)と協議している ことを明らかにした。サンタンデール銀行は発表文で、利益から資本 に組み入れるとともに、「リスク資産の最適化」に引き続き取り組む考 えを示した。両行ともに配当政策は維持する考え。

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