欧州株:続伸、ストックス600は12週ぶり高値-サミット合意を好感

27日の欧州株式相場は続伸。 ストックス欧州600指数は12週間ぶり高値に達した。欧州首脳が ソブリン債危機を断ち切るため救済基金の実質拡大で合意し、これを 好感した。

欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の能力を1兆ユーロ (約107兆円)に拡充する合意を受け、フランスの銀行最大手BN Pパリバやドイツ同業最大手のドイツ銀行が大幅高。高級ブランド 「グッチ」などを傘下に置く仏PPRは5.4%の上昇。市場予想を 上回る第3四半期売上高が材料視された。

ストックス欧州600指数は前日比3.6%高の249.42で終了。 8月3日以来の高値となった。欧州債務危機への解決策で当局者が合 意するとの見方から、9月22日に付けた年初来安値から16%上昇 している。

ノッツ・ストゥッキ(ジュネーブ)のファンドマネジャー、ピエ ール・ムートン氏は「市場にはびこっていた恐怖感がいくらか取り除 かれた」と指摘。「欧州首脳が合意に達し、計画がまとまった。これ は金融株を上昇させるものだ。国有化の恐れがもはやないからだ。銀 行セクターに対する安堵(あんど)感がある」と説明した。

この日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が上昇。欧州 首脳は危機を封じ込める対策を強化するよう求める世界からの圧力に 対応し、ギリシャ債を保有する民間投資家の損失負担を50%とした ほか、EFSFの実質拡大や銀行の資本増強などを決めた。

ストックス欧州600指数を構成する業種別指数で銀行株は

8.9%上昇と、2010年5月以来の大幅高。BNPは17%上げ

35.13ユーロ、ドイツ銀は15%高の32.80ユーロでそれぞれ終了。 PPRの終値は116.50ユーロ。