米GDP:第3四半期2.5%増、個人消費寄与-可処分所得は減少

今年第3四半期(7-9月) の米経済成長率は、ここ1年で最も高い伸びを示した。個人消費 や企業投資が寄与した。

米商務省が27日に発表した第3四半期(7-9月)の実質国 内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比年率2.5 %増だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの 予想中央値と一致した。第2四半期は1.3%増だった。

第3四半期の実質GDPは前年同期比で1.6%増と前期と同水 準。今回の景気回復局面でプラスに転じた2010年第1四半期以降 で最も低い水準にとどまった。

項目別では個人消費が前期比年率で2.4%増と、予想値(1.9 %増)を上回った。前四半期は0.7%増だった。個人消費のGDP への寄与度は1.7ポイント。

ただ、第3四半期の貯蓄率は4.1%と2007年第4四半期以来 の低水準。またインフレ調整後の実質可処分所得は年率1.7%減と、 09年第3四半期以来で最大の落ち込みを記録したことから、消費者 は貯蓄を切り崩して消費に充てていたことが示唆される。

企業による機器・ソフトウエアへの投資は年率17.4%増と、 過去1年で最大の伸び。GDPへの寄与度は1.2ポイントだっ た。

在庫投資は10年第1四半期来の最小

第3四半期の在庫投資額は54億ドルと、第2四半期の391億ド ルから大幅に縮小。在庫積み上げに転じた10年第1四半期以降で最小 となった。在庫のGDP寄与度はマイナス1.1ポイント。

GDPから在庫投資を除く実質最終需要は3.6%増で、前四半期の

1.6%増から伸びが加速した。

バークレイズ・キャピタルの米国担当チーフエコノミスト、デ ィーン・マキ氏は、「今年上半期の結果から、多くの人がさらなる 悪化を恐れたが、何とか緩やかな景気回復を維持している」と述べ た。

今年上半期の米経済成長率は平均で0.9%。09年6月にリセ ッション(景気後退)を脱して以来で最も低いペースだ。スイス再 保険の主任エコノミスト、カート・カール氏(ニューヨーク在勤) は、失業率を押し下げるには2.5%超の経済成長率が必要だと指摘 した。

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